今日はホテルオークラで行われた上坂冬子氏の
講演会に参加してきました☆
何気なく目を留めて気になって友達を誘っていってみたのだけれど、
行ってよかったぁ~!
御年76歳(?1930年生まれだそうですわよ!)になられる上坂冬子女史の
約1時間半にわたるトークは一言でいうなれば
痛快!
新書で先月発売された
「これでは愛国心が持てない」を引っさげての
講演会だったわけですが、完璧な時間配分といい、ユーモアを交えた
人を飽きさせない軽妙な語り口といい、歯に衣着せぬ物言いといい、
全てが(失礼ながら)年齢を考えるとありえない素晴らしさで、
沢山パワーをもらいました。
今回の著書は、昨年8月に起きた日本の漁船のロシア警備隊による銃撃・拿捕事件
(乗組員1人が亡くなり、船長が裁判にかけられたあれです)
に
「かっとなって」(BY上坂氏)書き上げたノンフィクション。
船長は一人ぼっちで国後島に残され裁判にかけられたというのに、
日本政府は通訳も弁護士もよこさずで、罰金も自腹を切って払い、
約束の船の返還もないままという状態とのことで、
「こんなことってありますか?」と大いに怒っていらっしゃいました。
(私も聞いてて腹立ったわ)
「私はかっとなることが書くパワーとなるんです」と上品な見かけからは
想像もつかないようなパワフルな口調で言ってのける
飄々とした雰囲気は、私も歳をとってもかくありたい、と憧れてしまいます。
2年前に癌を患ったそうで、お身体心配ですが、それにしても抗がん剤治療中も
「もうね、ぐったりとしちゃうんですよ。でもね、途中で、薬が切れかけるときに、
もりもりと元気が沸いてくる日があるんです。
それで、このパワーを使えるんじゃないかって思って・・・」
と、病室で徹夜して本を書き上げてしまうそのパワーは一体どこから!?
もう、とにもかくにも惹きつけられた90分でした。
「私はね、もう、興奮する女ってのが大好きでね」と、最近親交の深い
女性の話をする際におっしゃっていたのがぐっときました。
そうそう、こう、クールな女もかっこいいかもしれないけど、
興奮する女って、何をしでかすかわかんないし、一所懸命だし、私もかなり好き!
ちょっと話し戻ると、こちらの講演会、開始前はティータイムが設けられております。
オークラのクッキーを頂きつつ普段はあまり接することのない
素敵なマダム達と気さくにお話できたりするのもなかなかGoodな時間
なのですが、その時にお洒落なマダムに言われた
「お若いうちは気付くの難しいかもしれないけれど、
本当に何でもできるのよ。今のうちに、なーんでもしておくといいわよ。
歳をとってからではしたくてもできないもの。今、おやりなさい」
というありがたーいお言葉とあいまって、何だか熟女パワーで元気もりもり!
今年は「興奮する女」を目指そう!
と、友達と2人、何か、わくわくしちゃったのでした。(キャラ違い?)
上坂女史・マダム達に負けないように、そして、数十年後も彼女達のように
輝けるようにありたいな、と、素直に思えるよい一日でした。
(この興奮した気持ちを忘れないうちに《支離滅裂だけど》書き留めとくぜー!←未だ興奮気味)