表参道ヒルズの横に
ラルフ・ローレン国内初の直営店が華々しく
オープンして早一ヶ月以上。
世代的に
盲目的にラルフが大好きともいえる我々としては見逃せない
「ラルフの館」(勝手に命名)に、お買い物メイトのTちゃんと行って参りました☆
実はワタシ、かれこれ10年近く前に友達同士で
「世界でたった一つだけ好きなブランドを選ぶとしたらどこ?」
という、
当時も今考えても全く何の意味もないくっだらない議論をしていた際に
迷わず「ラルフ!」と答えたのだけれど、今もその気持ちは変わらずなのよ。
(ちなみに友達はそれぞれ「グッチ」「アルマーニ」そして「パタゴニア」・・・
皆それぞれなのね~・・・)
ラルフと言われれば多少へんてこりんな物でも「かわいいかも」と
思い直してしまうかもしれない危険性を孕む位に、ほぼ全てがツボ。
移り変わりの激しいファッション業界において、常にかっこいいスタイルを
生み出していてまじですごい!
何度も前を通りつつ、中に入ったことはなかった白亜の豪邸風建物。
今日はじっくり見させていただくわ~!
1階がメンズで2階がレディースになっているので、
中央の大きな階段を興奮しながら上りきった瞬間から、
目に付く物殆ど全てに心を奪われ「かわいいー」「欲しいー」「見てこれー」
と手のつけられない状況に。
が、しかし!!
手にとって値札をくるっとひっくり返すと、そのテンションも凍りつかざるを得ない
プライスのオンパレード・・・
一つ持っていたらめちゃくちゃ便利&かっこいいゼブラ柄のベルト→20万円!
サマーカシミヤのかわいすぎる紺の半袖セーター→17万円!
あー、素敵すぎる白い麻スカート(ブルーの刺繍入り)→39万円!
などなどなどなどぉぉぉ・・・おーーーいっ!(思わず逆ギレ)
いやーん、かわいい!と、飛びついた物に限って、
飛びつこうが逆立ちしようが、手も足も出ないお値段が立ちはだかります。
「仕方ないよね、タグが紫色だものね」、と、途中から「値段あてゲーム」に
興じる私達。各部屋ごとにテイストの違うお洋服達が並び、
溜息が出るほどに
ラルフワールド全開の「館」の中で、買いたいスイッチは完全ONなのに、
何も買えないこの辛さ、、、貴方にはわかって頂けますか?
火のめらめら燃える暖炉のあるお部屋にあったドレスにいたっては
既に値段当てゲームすらする気になれず、ショーケースに入れてあった
アンティークのロレックスが
60万かとおもいきや600万だったところで
「そ・そろそろ行きましょうか」
と、文字通り手ぶらで敗北感すら感じつつ大好きなラルフを後にいたしました・・・
(実際はこちらは(庶民も着せて頂ける)ブルーレーベルから、
ブラックレーベル、コレクションラインと全てのラインが揃うのだけど、
その日は目に付いた物がどうも分不相応だったようよ。後日《しつこく》訪れた際には、
買える物も結構あったわ。また行こうね、Tちゃん)
”鬼ショッパー”Tちゃん的には手ぶらで帰るなんてあり得ないこと。
ランチで「館」での疲れを癒した後は渋谷までショッピングしがてら徒歩にて移動。
先日(も)一緒にお買い物した際に買ったワンピースの下に着るために
やっすいのでいいからチューブトップを探しているTちゃんの
目的遂行のために、最終的に辿り着いたのは、そう、
109。
ここなら
3,000円も出せば目的の品は買える筈☆
半分位の年齢の子供達が買い物する中を、すっかり歳をとったことを
実感しつつ(「音、うるさすぎやしない?」とかって言っちゃって!やははーっ)
チューブトップを探す三十路ーズ!
普段来ないものだから物珍しくて仕方がないけど、店員さん側も
きっと私達を物珍しがったはずよ(笑)
しかし、目論見通り、1万円に満たない服・靴・小物がざっくざっくよ。(喜)
うら若き、スタイル抜群の女の子にも見慣れ、しまいには
「これ、5,000円
もするよ」なんてすっかり金銭感覚が狂った頃には、
予定外にショッピングバッグを抱えておりました・・・
ラルフの館で「負け組」だった私達、ここではまるでプライスタグを見ずに
レジに行ける「勝ち組」!?(喜ぶところじゃないって!笑)
軽く
2桁程お値段の違う場所でのショッピング体験は
かなり刺激的で、ディナーを食べつつ、私達が「格差が広がっている日本社会」
について激論を交わしたのは言うまでもありません。
「ラルフの館と109はまさに今の日本を象徴しているのでは!?」
なーんて、くだを巻いておりましたが、どうよ?ねぇ?
と、言いつつ、ワタクシ個人としましては、購入いたしました①5万円と②8千円の
激しい価格差のワンピを、いずれも”問題なく”着こなすためには
いかにして体型を変えるか、の方が切実だったりする今日この頃・・・
か・も・・・ス・スミマセンっ!!