もう1ヶ月以上も経ってしまってなんですが、やっぱり書かずにいられない
あまりにも、あまりにもおいしかった上海蟹☆
毎年このシーズンになると香港で食べたいわ~と
夢想してしまう上海蟹★
食にうるさいシンガポールでも、きっと食べられるはず!
折角だから、おいしいレストランで堪能しよう!
と、またまた食道楽Tちゃんと連れ立ち、日本人駐在員の間でも評判のよい
(昼間は駐妻がわんさかいるらしいわ)Lei Garden(利苑)という
きれいなレストランを予約。
ここは
Chijmes(チャイムス)という元修道院を改装して
レストランとショップが入っているおされな一角にあって、
香港が本店のレストラン。
(ちなみにChijmesには最近牛角もできた模様・・・わざわざ行かないけど・・・)
後で知ったのだけれど、こちらの上海蟹はシンガポールでも
一番美味しいと有名らしいわ。何だかとても得した気分♪
あとね、ここはいつ行っても混んでいて、エントランスホールには
人がわんさといるの。嘘ではなく本当に要予約でーす。
「人生一度きり。いつ死ぬかわからないから悔いのないように
好きなものを食べておこうよね!」と、なぜか壮大な言い訳をし、
「北京ダックと上海蟹はMUST」と決定。(2人なのに…)
まず最初に来たのは北京ダック。かなーりカリカリよ!!
ここのは包む物がチョー薄パンケーキみたいな、初めてのタイプ。ちょっと脂っこいんだけど、ミョーにおいしくて、癖になるかも。(ちなみにここは自分で包む形式)
そしてそして今夜の主役、上海蟹の登場よ。
この、鮮やかなオレンジ色の卵がすごい!!(出始めの10月は雌の卵がおいしいのよね♪)んもー、美味しすぎて一人一杯頼むべきなような、いや、濃厚すぎて鼻血でも出そうだから(失礼いたしました)半分でいいような、非常に複雑な心境だったわ。
店員さんに教えて頂いた通りにしたら、面白いように肉も
とれたし。単に蒸してあるだけなのに、黒酢につける必要ない位おいしかった~。
それにしてもHairy Crabというだけあって、笑ってしまう位毛深いわ。(見えるかしら?)
フィンガーボールは一人二つずつ出てきて、
食べ終わった後も専用の洗剤?石鹸?を
店員さんが恭しく(でもないか)持って来て
シューと一吹きしてくれたわ。(フォーム状。一瞬歯磨きかと思う容器よ)
そんなに匂いが付くものなのかしらん?
(あまり気にしていない人)
あとね、「蟹は体を冷やす食べ物だから」、食べた後は
体を暖めるために、しょうがのお茶もでてくるの。
(日本で食べたときこんなのあったかなぁ?)
中国人って食べ物の陰と陽を小さい時から身につけていて
すごいなーっていつも思うのよねー。
彼らにとっては当たり前のことかもしれないけれど、
知らないことが多すぎるわー、私・・・
本当は体のために知るべき知識よね!
しかし、
とてもとても独特な味のそのお茶は一杯も
飲みきれない(半分頑張ったところで注ぎ足されてショック・・・ふりだしに戻る・・・)
代物だったわ。
一口で喉がぴりぴりしてきて、強いて言うなら風邪に良さそう。
慣れれば美味しいのかしら???(謎)
隣のテーブルも男性二人で楽しげに上海蟹を頬張っていて、
何だかイベント参加気分も楽しい!
北京ダックの身を使って作ってもらった炒飯を食べる頃にはまたまた
腹十二分目だったけれど、実に幸せな食卓でした☆
Tちゃんと2人で、(
LEON創刊よりも全然前から不良オヤジだった)
嵐山光三郎氏の「安くてうまい物は安い
"のに"こんなに美味しいという
感動があるけれど、高級でうまい物はやっぱり本当に美味しい(別格だ)」
という(ような主旨の)言葉に大きく頷いた夜。
高級食材といわれるものって、やっぱり美味しいよね~(←完全に浮かれてます、はい)
上海蟹、シーズン後半は今度はバトンタッチして雄の味噌が旬となります。
って、あら、いやだ、私ったらたまたま今月もシンガポールじゃなーい!?
今月は雄を頂きにいってまいりまーす♪
Lei Garden Restaurant
Chijmes, 30 Victoria Street #01-24
Singapore
TEL: (65)6339-3822