今日は
恵比寿ガーデンシネマで上映中の
ウッディアレンの映画を見るはずが、隣で上映中の
ライフ・アクアティックもとっても気になり、急遽こちらに変更。
監督が
ザ・ロイヤルテネンバウムス等の
Wes Anderson
と聞いてはやっぱり観るしかないわよね。
詳細は↑の公式HPをご覧頂けばおわかりの通りですが、
サウンド・キャスティング・セッティング、全てが
都会的なクールさと人間的な温かさを持ち合わせた
相変わらずのセンスに脱帽。
もう、ツボに入りまくりで、2005年上半期観た映画の中で
(気付けばもう半年終わるのねー…早すぎ…)
間違いなく1・2を争うよい映画、でした☆
まずキャスト:
ロイヤル~では大好きな
Gwyneth Paltrowが出ていて
はまってたけど、今回はやや似たラインと(個人的には)思われる
Cate Blanchettが出演。
ほぼノーメイクに三つ網でも相変わらず美しく、ホント、惚れぼれー。
何か監督と女性の趣味が合うかもだわん!?(笑)
主役のベラフォンテ号船長・ズィスーを演じるのは
Bill Murray。(ロスト・イン・トランズレーションの、彼ね)
(電車の中で急遽観る映画の変更を思い立った私、
何を考えていたのか一緒に行ったAちゃんに
「あの、ボブ・マーレーが主演の映画」と
メールしちゃったのよねー。(恥)
AちゃんもAちゃんで「あーあれね。ボブ私も好き!」
・・・私達、既におばあちゃん!?・・・
後で二人で「っていうか、ビルだし!」「ボブはレゲエだし!」と、メールで爆笑。
笑いって堪えるとますますダメね~。
恵比寿駅からの動く歩道で一人肩を震わせて
笑ってしまったのはワタシですぅー。)
まぁそれはいいとして(きっぱり!笑)
ドキュメンタリー映画監督であり海底探検家のこのズィシーが、
子供がそのまま大人になったようなおじさんで、
すごく憎めないし、かわいらしいのよ~。
息子が突然現われたことによる、戸惑い、喜びが混ざった
複雑な感情表現は見事だったわ。
それから、その息子(?)役の
Owen Wilson(この監督のファミリー
といってもいいみたいだけど)も、演技うまい!笑わせるし泣かせるし、最高だったわ!
音楽もGood
そこここで船員の一人(
Seu Jorge)が弾き語りする
ボサノヴァバージョンの(!)デイヴィッド・ボウイの曲の数々は、
全く違った味わいがすごい意外、且つかっこいい♪
劇中劇の映画の中で使われる音楽も、かっこつけてて
安っぽかったりするところとかすごい笑えて、相当よい!
最後の海中でズィスーがおもむろに流す「Ned's Theme Take1」も感動♪
ストーリー
ややはちゃめちゃだけど(笑)、最初はぎくしゃくしていた
夫婦仲や船員同士の関係もエンディングに向けて
歯車が合ってきて、ラストは感動!!
それぞれ個性的なクルーとその周りの人間に
笑ったり呆れたりしながら、最後はじわーっと心が温まって、すごいよかったー!
ヴィジュアル
それにしても最高だったのはベラフォンテ号(船)の断面図(!?)。
最初の方で一部屋ずつ紹介されるのだけれど、
サウナ、ライブラリー、地下室などなどが、
まるで等身大のドールハウスみたいに見えて、
楽しいんだ、これが。ワクワクするわよぉ~。
何とこれは3層のセット!だったそうで、
さすがイタリア(で、ロケ☆地上シーンが素敵だったわけねー)の職人技、
という感じかしら?
た・楽しそう!!見てみたぁーい!
「実在しない」海の生物たちも、笑えるくらいかわいくて、必見。
その他細かいところまでしゃれがきいていて、気が抜けませんわ。
(見る回数分だけ発見がありそうよん)
ちなみに
こちらのサイトでは、この映画のトリビアが紹介されていて
ヒジョーに面白いっ!(英語のみ)
お時間ありましたら楽しんでくださいませー。
ちなみに、やっぱり最初はJane役はGwynethのはず
だったんですって。
「へぇ~~~」(古)